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音楽と文字の違いは?

01
29
2010年

iPodと音楽配信がぐるりと音楽の世界を変えてしまったように

電子書籍も書物の世界を変えるでしょうか?

これに関してはいつも考えてることなんですが…

正直自分としてはまだまとめきれていないですね。

まだまだ考え中、悩み中、っていうところです。

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音楽っていうのはもともと空気の振動ですから

それを閉じ込める仕掛けができてはじめて商品として成り立った…

エジソンが発明した蝋管式蓄音機の時代から

CDまで一貫してそれらの商品は音のイレモノでしかなかった、

という見方ができると思います。

ロウカンレコードからCDまで

そこに本質的違いは無いのではないかと。(量的質的に圧倒的に違いますが)

だからてっとり早く中身だけを味わうこともできるのではないかと。

極端なはなしをすれば、中身があればパッケージはいらないのです。

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さて、一方、その音の情報を記述したものに「楽譜」があります。

これは音楽とは根本的に違いますね。

それだけではなんの価値も無いもので

それを使う技術があって始めて意味がでてくるもの…

印刷された本っていうのはそれに近いと思うのです。

本もそれを読んだり見たりする技術(読む能力)があって

はじめて意味がでてくる。

自分は印刷屋なので正直、印刷が廃れてしまったら困るなぁ、と

思ってはいるんです。

しかし、もう既に多くの印刷が必要なくなってきている現代に

「本が無くなったら困る困る」と大騒ぎしても意味がないですし

「文化を保存しなければ!」と言い出せばそれはもう

ビジネスとはいえないと思います。

(もちろん文化は大切ですがそれは社会全体が、
もっといえば国が政策として考えることです)

圧倒的に電子書籍のメリットが高ければ

世の中はあっという間に電子書籍の世界へと移行する可能性は充分にあります。

例えば、

地球環境を考えて、紙の書籍と電子書籍ではCO2排出量は

どちらが多いか少ないか、

地球環境に優しいのはどちらか?

その観点から言ったら圧倒的に電子書籍に軍配があがると思います。

例えば雑誌など読み棄てられるものです。

メリットはたくさんあります。

それに電子書籍には廃刊ということがありえません。

電子書籍には在庫の必要がないです。

遠くの国の離れ小島に住むたった一人の子供が

「ロビンソンクルーソー漂流記」が読みたくなったときに

電子書店にアクセスすれば手に入るのです。

素晴らしいことです。

そういう風に考えていくと仕組みさえ確立されれば

原価だって限りなくゼロに近いものになります。

これは小さな出版社などが厳しい現実を前にしたときに

真剣に取り組まなければいけない課題であると思います。

問題は「仕組み」…

ここだけですね。

タグ: これはどうなっているのか?, デザイン, ビジネス, 印刷, 時事問題, 読書の時間

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