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高橋大輔はフェリーニの「道」

02
20
2010年

昨日、録画してもらっていたバンクーバー五輪の

フリーの演技を見たのですが

みんなどんな音楽で滑っているのかに注目して見るのが好きです。

銅メダルを取った高橋大輔は

フェリーニの道でした。

映画はずっと昔のものなので新しく録音されたものなのだろうと

思いますがあの映画は大好きです。

恐らく洋画の個人的ベスト5本にも入ると思います。

旅芸人ザンパノと彼に物の様に買われた娘

ジェルソミーナの貧しい二人連れの旅という

そのシチュエーションだけで物語の半分は語られているような気がします。

ニーノ・ロータの音楽はその後のフェリーニやロータの世界的名声の

ほんの入口でありながら最上のものにも感じられます。

だいたいフェリーニの作品は後になればなるほど個人的、

かつ幻想的なものでなにがなにやらわからなくなるのですが

どんなにバカバカしい映画を撮っても「道」を作った偉大な映画監督として
人々の記憶に刻まれていくことだろうと思います。

靴紐が切れてしまった織田信成はチャップリンメドレーで

チャップリン作品の中では「ライムライト」がいちばん泣かせる名作ですね。

天才の彼は映画音楽も自分で造りますがメロディーはどことなく

チャイコフスキーみたいです。

チャップリンはワイヤーレコーダーという最初期のテープレコーダーを持ち

自分がピアノで弾いた旋律をそれに録音し

編曲の専門家にそのメロディを聞かせ再構築させて映画音楽を造りました。

天才というのは常に革新的なのだと思います。

大舞台で四回転ジャンプを日本人でただひとり成功させた

小塚の曲は「ギターコンチェルト」という曲ですが

実はこの曲はぼくも大好きな曲です。

マイケル・ケイメンという作曲家はもともと

イギリスのロックアーティストのサポートが多い人で

ユーリズミックスなどの80年代のアーティストのバックに

その名前がスタッフとして刻まれていますが

その後映画音楽の世界で成功しています。

例えば「陽のあたる教室」、というリチャード・ドレイファス主演の映画や

テリー・ギリアム監督の初期の作品「バロン」などに参加しています。

この「ギター・コンチェルト」は聴けばすぐわかるのですが

エレキギターを使ったコンチェルト(協奏曲)という世にも希な曲で

もともとエリック・クラプトンの委嘱により

彼がオーケストラと共演するために作られた曲だそうですが

最終的にリリースされたものは日本のロックギタリスト

元BOWYの布袋寅奏の演奏によるものです。

フィギュアスケートは音楽も重要な要素なのはあたりまえですが

映画音楽を使うと、世界観を借景にできるような効果もあると思います。

また昨今のフィギュア人気の影響で

スケーターのバックに使われた曲が入ったCDが

急に売れてチャートインすることも最近では常識になっています。

来週行われる女子フィギュアも楽しみです。
タグ: ソフトウェア, デザイン, ネット社会, 日々雑感, 映画の時間, 時事問題

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