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レベッカホルン

03
03
2010年

白状するとかっこいいグラフィックデザインとかいうものが

概念として自分はよくわからないんです。

仕事としてそういう領域があるのはわかっていますが

例えばDVDのパッケージだとか凝った装丁の本など…

そういうのが得意で有名な会社が関西にあって技術の高さは

すごく尊敬しています。

グラフィックデザイナー北川一成さんの会社Graphですね。

ただ、自分の仕事の領域では悲しいかな「かっこいいのをお願いします」

みたいなのはまずこないですし(当然ですよねw)、

カッコいいパッケージのDVDを買うことも、まぁあんまりないですね。

箱でしょ?自分は思い切りよく捨てちゃうから。

だって邪魔なんだもん。

新しいもの!とか、カッコいいもの! とかは

作られたできたてほやほやの時点で最良で

あとはだんだんと汚れてきたなくなっていくものですね。

そこへいくと古いものは使っていけばいくほど

味わいが増していって良いですね。

印刷のことから離れて

たとえば空間デザインの場合、木でつくった内装

とりわけ古材を用いたものなど、

木目、年輪のひとつひとつがデザインを超えていますよね。

そういうのは物語を感じるんです。

…というふうに

デザインとしてはよくわからないのですが

これが現代アートだったら

なんとなく「理解できません」でも許されて

その作品の前でボー然とすることがまたひとつの

楽しみと化すことがあります。

先月、木場の現代美術館で見た

レベッカ・ホルン展などおおきな疑問符の中に

放り込まれたような心地よさがありますね。

でも、本当はこの人の作品は実は

わかりやすいのではないか?とも思えてきます。

しなやかでセクシャルでメッセージ性がつよくて…

戦後のドイツという時代背景もあって

政治性や現代性も色濃く出た作品群は

脳に刺激を与えてくれます。

恥ずかしながらレベッカホルンという名を自分は

日曜美術館で見るまでしらなかったのですが

驚くことに美術展は超満員でした。

最終日ということもあったのかもしれませんが

日本の美術ファンはアンテナの感度が高いのかもしれません。

時間がなくて彼女の作品の重要な部分を担うであろう

映像作品は鑑賞できなくて残念でしたが

オブジェ、映像を含む作品の図録が出ています。

映像作品にはハリウッドで有名な俳優

24のジャックバウアーのキーファー・サザーランドの父親、

ドナルド・サザーランドが出ていてびっくりします。

この人、他にも結構面白い作品にでていますね。

ベルナルド・ベルトリッチ監督の1900年は

ジェラール・ドパルデューとロバート・デニーロのW主役で

超豪華な俳優陣ですがドナルド・サザーランドが演じる

農場の管理人でファシストの役は悪役として強く印象に残ります。

こういう政治的、歴史的な作品に出てるところを見ると

かなり意識の高いユニークな俳優なのでしょう。

タグ: デザイン, ネット社会, 印刷発注, 日々雑感

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