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アール・ブリュット

06
21
2010年

昨日の日曜美術館の特集は

フランスで紹介された日本の

アール・ブリュットでした。

うちの会社の名前にどことなく似ているのですが

別名アウトサイダーアート。

正式な美術教育を受けたことのない人の芸術、

というのはちょっと回りくどい言い方のようにも感じるのですが

知的障がいを持った人や精神を病んだ人の美術作品が主です。

(中には70歳を超えて初めて絵筆を握った
農家のおばあさんの絵もそいういう範疇に入ることがあります。)

非常に鮮烈な印象を与える作品が多いですが

アール・ブリュット…生(き)の芸術、という言い方は

人間本来の忘れていた感性という意味が込められているのかもしれません。

こうしたアーティストの中で

私がどうしても忘れられないのは

ヘンリーダーガーです。

病院の清掃夫として50年間まじめに暮らし

その永遠の孤独と静寂の中で

誰に見せるでもなく自分の妄想のあらんかぎりを

手近な紙に描きつづけたダーガー。

「非現実の王国」という長大な絵物語が

死後、発見されたという異色の画家です。

その物語は少女と大人が戦争をするという凄惨なもので

暴力性と性と聖が渾然一体となって沸きあがります。

(全体像を把握することは到底不可能だと思われます。)

数年前に品川の原美術館で彼の作品展がありましたが

溢れるイメージが部屋中を覆い尽くしていました。

あれは一生忘れられない体験となりました。

タグ: デザイン, ネット社会

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