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兎狩り

11
07
2010年

来年の干支にちなみ

年賀状用の

兎のイメージハンティング。

昨年の寅(虎)にくらべて思うこととして、

奇妙なことに

ウサギが擬人化して描かれている例が多いことですね。

日本を代表する古代マンガ
鳥獣人物戯画が代表的なものですが

うさぎがよく狩りをしていますw

また楽しそうにダンスを踊っていたり…

団子やを開業したウサギもいます。

虎があまり擬人化されなかった理由としては

虎のかっこよさ、強さ、など虎の持つイメージが

擬人化することで削がれる恐れがあることと

あとは昔の人は写真もテレビも
さらには動物園も無い時代、
今のわれわれと違って
ホンモノの虎ってあまり見る機会がなかったんです。

だから昨年、虎を探したときは
中国の画集から見つけたものが多かったですね。
アジアは主な虎の生息地ですから
ライオンよりは近くにいたのでしょう。
〔獅子といえば日本の絵では狛犬のような唐獅子=想像上の動物が
 多く写実的なライオンは見られません。〕

あとは想像で描いた…のか
伊藤若冲の虎はほとんど猫のしぐさです。

それに比べるとウサギは実に生き生きと
愉しそうに描かれていて
ほうぼうにモデルがいたのではないでしょうか?

ウサギが狩りをしているのは
普段狩られる立場であるウサギが
復讐を企てている(?)恐れの現れかw
戯画化することの面白さとして
あべこべ、さかさまを描いてみたのでしょう。

ウサギが団子やを開くのも
お月見など
月でウサギがおもちをついているという
イメージをパロディ化して
笑いをとっているのですね。

昔、アメリカの南部の黒人たちの笑い話に
「うさぎどんときつねどん」
という話があってあれは
自分たち(黒人)をうさぎに、
主人たち(白人)をきつねに見立てて
かしこいウサギがバカなきつねの
鼻をあかす、というお話ですが…
ピーターラビットにもどこか通じるし
ウサギというのはどこでも
人間の気持ちを代弁する、
その姿に自分の気持ちをなぞらえたくなる
(「なにを考えているのかなぁ」、とか
 「うまそうにニンジンたべてるなぁ」とか…)
そんな面白く存在、
なのかもしれないです。

日常

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