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バレエinアールデコ

01
22
2011年

Youtubeでいろいろなクラシック音楽を見ていて、

交響曲で何がいちばん好きなのか、と
妻に問われて考え込んだのですが
やっぱりストラビンスキーのバレエ組曲「火の鳥」かなぁと…

いや、交響曲じゃないんですけど管弦楽曲として
一番好きなのは「火の鳥」の最後の方で
静かに盛り上がっていくところかなぁ…
ちょっと映画音楽みたいに俗っぽくて好きなんだ、とか
いろいろと自分なりの薀蓄をひけらかしていたのですが、

さて、
ストラビンスキーの三大バレエのなかで
「火の鳥」は一番わかりやすく一番難解なのが「春の祭典」、
ということは間に挟まった「ペトルーシュカ」は
その中間なのか、と言えば
まさにその通りで
きらびやかなメロディが次々と出てきて
それらがどことなく無理やりに繋いだような気がして
構成が散漫なように聞こえて
好きは好きなんですけど自身をもって好きといえない部分があります。
素晴らしいメロディの宝庫ではあるけれど…。

などといいながら
youtubeで見つかる「ペトルーシュカ」を探していて
ちょっと感激。

バレエの舞台でのペトルーシュカを見たのは初めてだったのですが
私が以前から好きだった20世紀初期に活躍したフランスのイラストレーター
ジョルジュ・バルビエが描いた絵に酷似しているなぁと思ったこの映像。

ピエロのあやつり人形みたいなペトルーシュカも
彼が恋する人形も、
衣装はバルビエが描いたものに
非常に似ていますね。

バルビエのイラストは、カットとして使わせていただいたこともありますが
以前、東京都庭園美術館で行われた展覧会
「舞台芸術の世界 ―ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン 」
でもバルビエのイラスト(出版されたものでしょうか?)に出会ったことを思い出します。

彼が衣装デザインしたようにも見えるんですが
実はあれはバルビエが舞台を描いたものだったんですね。
もしかすると後から舞台化しようとしたとき、資料として
バルビエのイラストが使われた可能性もありますね。

あの庭園美術館の空間にはバレエ・リュス(ロシアバレエ団)の衣装デザインが
非常によく似合います。
先鋭的な芸術が花開いた20世紀初頭のパリのイメージ。
まさにアールデコを迎える時代。

よくよく考えるとアール・デコというよりも
キュビズムやロシア構成主義などの当時の現代美術の潮流をはじめ
いろいろな源流が集まっていたんだということがわかります。

その中心地にはディアギレフ率いるバレエリュスがいて
吸い寄せられるようにピカソやマティスなどたくさんの画家
ドビュッシーやストラビンスキーやエリックサティなどの作曲家も
集まっていく…

ディアギレフは20世紀芸術の総合プロデューサーだったんですね。

それにしても…
「ペトルーシュカ」はバレエの舞台として聞くと
非常に素晴らしいものでした。
飽きなくて良いです。

タグ: デザイン, 日々雑感

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