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電子出版

ODP書店

(ODPというのはオンデマンドプリンターの略です)

昨日のつづきです。

エスプレッソ・ブック・マシン という

全自動オンデマンドプリンター…端末から操作して

印刷から製本までワンタッチでできまてします機械。

こういうのが必要になる背景としては

電子書籍の普及という大前提があるのだと思います。

つまり…

電子書籍が主流になる世の中で

「電子書籍版しかないの?印刷した本が欲しいのに!」

という需要に応えるシステムがこれなのです。

私は

「今後出版される本はほぼ電子書籍化するでしょう、

という予測をたてています。

それから

趣味で小説を出したり、いろいろなものを書いている人、

自費出版で本を出す人にも電子書籍は福音をもたらすと思います。

なにしろ在庫にまみれたり倉庫代を払う必要がないのです。

わずかばかりのサーバーのスペースさえあれば

自分が書いた本はずっと店頭に並ぶ(もちろん仮想空間の店舗ですが)

絶版もなければ資金がたりなくて続編が出せない悩みもありません。

好きなだけ書いて本棚に並べれば良いのですから。

そして、エスプレッソブックマシンで作る本を注文する側のメリットとしては

たとえばお年寄りや視力の弱い人などに

大きな文字の本を提供することもできます。

PDFなどのデータフォーマット(これも電子書籍といえます)の弱点は

本と文字の大きさ、バランスが決まっちゃっている点です。

A4の大きさに小さい文字で300字ではなくて

大きい文字で150字や200字など文字を自由にサイズを変える…

そういうことも可能なのが電子書籍だと思います。

同じデータでPCでも携帯端末でも読みやすく変化する

そういう柔軟性を持っていれば

大活字本も難なく作れることになります。

これは町の中でサービスを提供できる

そういうショップの位置づけが重要になります。

いわば、今苦境に立っている町の小さな書店が

今後担うべき役割なのかもしれません。

在庫も持つ必要がなくPCを使えるスキルや

あるいはネットカフェみたいにPCを並べ

客が自分で注文できるシステムを用意、

あとは本当にエスプレッソが薫り高く湯気を立てる

カフェのような店舗にすればすっきりした

オンデマンド書店ができあがります。

あれ、

…カフェに置くという手もありますよ。

タグ: オンデマンド, ネット社会, 印刷, 電子出版

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ガイアの夜明

テレビ東京のガイアの夜明けで

iPadの特集が放送されました。

なかでも電子書籍としての側面に光が当てられ

迎え撃つ苦境に立つ街の書店、という構図で描かれて

最後に街の書店の店頭でポップ代わりに

書籍の広告を流すiPadが出てきてエンディング…

(いつもながらこの番組
エンターテインメントとしてはよくできているのですが
はたして極小のビジネスパーソン(商店主など)に
ちいさな勇気を与えてさらに頑張らせ過労に至らしめる
以外のなんか効果があるんだろうかという疑問はつきまといます)

この番組の中で出版社がiPad用の電子書籍を

ソフトウェアメーカーに作らせるくだりがあります。

もう既に有名になった「鏡の国のアリス」を見て

「こういうのが作りたいんだ」と編集者が熱く語っていました。

電子書籍の可能性のひとつの方向性としては

よく理解できます。

でも恐らくこういうのはあんまり普及しないと思います。

昔、CD-ROMコンテンツで

「おばあちゃんとぼくと」や「ピーターとおおかみ」などのソフトが

セットになったマッキントッシュを持っていました。

インタラクティブな要素を多分に含んでいて

(エデュティメントソフト、などと呼ばれていました)

それなりに面白く遊んだのですが

その後、そういうCD-ROMコンテンツ、電子絵本は

溢れ帰るほど世の中に普及したのでしょうか?

それはまさに電子書籍そのものでしたが

実際にたいして普及するには至らなかったです。

機能が低すぎたのでしょうか?

私はちょっと違う観点で見ています。

iPadに出てくる「絵」(「文字」でもよいのですが)は

「映像」なんですね。

だから映像を見る、体験するという感覚が重要なのであって

それは文字を読むためのメディアとしてはいささか

ニュアンスが異なるような気がします。

本を読むときに音楽や効果音が出てきたり

登場人物に話しかけられたりすることは

はっきりいって迷惑だと思います。

もちろん、電子書籍は非常に便利で

流通コストや在庫がいらない部分など

商品としてものすごく優れたものなのですが

究極的には全部インターネットで配布されて

無料になってしまう運命にあると思います。

それが良いことが悪いことかは分かりませんが

便利になることだけは確かです。

長い人類的な視点からみれば万々歳だと言えます。

困るのは旧来の考え方から抜け出せない

私や、もしかするとあなたのような化石頭の人々なのですw

タグ: デザイン, ビジネス, 日々雑感, 時事問題, 電子出版

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手作り電子書籍

このドキュメントスキャナーを使用して

自分が所有している本をPDF化して

電子書籍(のようなもの)を作成している人が

最近増えているようです。

面白いことに

断裁機も売れているのだとか。

つまり、自分が所有している本の背表紙を断裁機で

「ガスッ!」と切り落としてぺらぺらの単ぺーじ裏表のドキュメントをまず用意し

ドキュメントスキャナーで読み込む…ということですね。

進んでいる人はもう自分で電子書籍を作ってしまっているわけです。

私は個人的には電子書籍はテキストベースでできていることが重要で

検索ができ、またモバイル機器でもPCでも読めるという利便性がないと

ちょっと使いたい、とは思わないと思うのですが…

まぁPDFも印刷用のレイアウトデータから作成したものは

比較的使いやすいですが(もちろんテキストも埋め込まれ検索性抜群)

モバイル、ケータイで読めないと日本では普及しずらいのではないか?

と思っています。

こんど発売されるiPadに代表されるタブレットPCは

外へ持って出て電車の中で使うには

ちょっと大きいような気もしますし。

こういう点、日本と米国では体格差が重要な要素になるような気がします。

昔、アップルがサブノート機(パワーブック2400c)を出したとき

日本では非常に売れ行きが良かったのですが

米国では評判が悪かったという前例もあります。

なにを隠そう私もユーザーだったのです!

あれは良いノートPCでした…

タグ: これはどうなっているのか?, デザイン, ネット社会, 電子出版

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空気を読むな本を読め

子飼弾著「空気を読むな、本を読め。」

この人の書評サイトはものすごく人気がありますね。

404 Blog Not Found

とにかく本を読むスピードが早いらしいですが

今はやりのフォトリーディングとは違うようです。

ノンフィクション系などは目次を先に読んで

ついで必要なところをじっくり目を通す…

というようなことですから

仕事に必要な本の読み方としては重要でしょう。

私は本を読むのが遅いんです ( _ _ ;)。

まぁ何をやらしても遅い、要領の悪い人、それが私なのですが

今のような時代にはダンコーガイのようなスピードが必要とされるのでしょう。

見習いたいところです。

ところで

ダンコーガイ氏は電子書籍について

「紙の書籍は90%はなくなるでしょう」と予言していらっしゃいます。

彼がひきあいに出す例として

ポケベルは無くなったが

ファックスは無くならなかった。

つまり、他で完全に代用できるものはなくなるが

重要な機能が残っていれば生き残る、という意味です。

紙の本の良いところ、というのは

紙それ自体が読書する装置である、という言い方も

よく言われます。

あと紙の特性として書き込める、とか

それから切って使える(多少邪道ですが)ということも

あると思います。

私などは天邪鬼なので

「紙の本は最後には燃やして暖房になる!」などと

冗談めかして言っているのですが

冗談抜きで紙はリサイクルできますので

実は環境には優しい、ということになります。

もっとも電子書籍の時代になれば

機械そのものはリサイクルにおいて問題がでても

ソフトウェア自体はほぼCO2ゼロになるという

素晴らしいエコ商品になると思うのですが…

タグ: デザイン, ネット社会, 時事問題, 読書の時間, 電子出版

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活きている活版

クラウド化する社会の中で

(「クラウド化」って自分で書いていてあんまり意味わかっていないんですがw)

どんどんメディアとしての地位をなくしていく印刷…

しかしその反面、紙本来の心地よさや

マテリアルとしての存在感が

実は逆にクローズアップされていくのではないか…

そういう予感はずっとしています。

すでにセンスの良いデザイナーさんや

印刷屋さんはもうはじめていますね。

素晴らしい試みです。

papierlabo

オールライト工房

sabletterpress

活版印刷というのは大量部数を印刷する

マスメディア隆盛の中でオフセット印刷にとってかえられ

時代に取り残された印刷方法なのですが

ハンコを作って紙にインクを押し付ける

というグーテンベルク直系の古典的かつ物理的印刷方法です。

(オフセット印刷は水と油を用いる化学的印刷ですね)

特に紙にぐっと押し込まれてくぼみができる感じが

今では新鮮ですごく楽しいのです。

従来の日本の印刷の世界では活版で刷って

くぼみができる印刷はへたくそ、と言われてきましたが

時代が変わると嗜好も変わっていくのでしょう。

たくさん刷る印刷には向かない場合も多いですし

制約もいろいろあります。

例えばフルカラーは事実上無理ですし

二色でぴったり寸分たがわずあわせるのも難しいのですが

ずれやエラーさえもが味わいに結びつく

非常に面白い印刷です。

実はこの活版印刷を趣味で行うという人々も

いるのだそうで、いやぁディープな世界です。

そういえばもう何年も前に廃業された業者さんが

この近所にたくさんいらっしゃいます。

印刷機はみんなくず鉄としてもっていかれましたが

実は価値のある印刷機となっている可能性が高いですね。

いや惜しいことをした!

タグ: ネット社会, 印刷, 特色印刷, 電子出版, 高島平to白山

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