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製本

  • 2009-08-04 (火) 15:53

製本【せいほん】

印刷の世界では製本作業というと断裁・折を含めてすべての印刷後加工のことを指すことが多いですがここでは印刷物をページものに組む狭義の意味での製本です。
4ページまでの印刷ならば折っただけでよいのですがそれ以上のページもの、冊子、カタログ、テキスト、上製本などの場合は製本工程が加わります。

製本には大きくわけて「中とじ」と「無線とじ」二つの形式があります。

中とじ

中とじ

中綴じ製本

中綴じは印刷した紙を重ね合わせて真ん中をホチキスでとめたものです。昔は糸でとじる方法もありましたが今はほとんどホチキスでとめられています。
丈夫で安定感がありますがあまり厚いものはとじられません。
厚めのコート紙で32ページぐらいが限度かと思います。
またあまりページ数が増えすぎると中のほうのページと外のページとでページの左右の長さがかわってきますのでデザインにコツが必要となります。
青年漫画雑誌「モーニング」「ビッグコミック」などは中綴じですごいページ数ですが分解してみると中と外とでレイアウトをずらして自然になるように作られています。
雑誌ではこのほかに平とじという方法もありますが一部の伝票などの他、あまりつかわれなくなっています。無線とじの性能があがったためだと先達からきいたことがあります。

無線とじ

無線とじ

無線とじ

無線とじは「線(糸、ホッチキス)を使わない」製本方法です。
主にページ数の多いものに使用されており現在の書籍、雑誌などほとんどのものがこの方法でつくられています。
接着剤をつかって背中を固めているためにあまり強くひろげると分解してしまう恐れがありますが現在では研究が進んだためにかなり厚いものでも可能になりました。
当社では500ページほどの厚さの本までやったことがあります。

これらの製本方法の後、別に刷った表紙をつけることをクルミ製本(=表紙でくるむ)といいます。本体の背中に糊をつけて表紙と合体させます。
特に無線とじの場合はクルミ製本で仕上げる場合が多いです。
この本体と表紙の接着を補強する意味で見返しという紙を使用することもあります。
書籍の場合は多くこの見返しを使用しますが特別な紙を用いて本の中身の世界へいざなうというリズムをつける意味も持たせます。
「見返し」をめくったところに「扉」という部分を設けるのも同じ意味です。
それにしても心にくい素敵なネーミングだといつも思います。

この他に中綴じと同じスタイルですが「とじ」をしない「なげこみ」という方法もあります。これは「新聞と同じ方法」といえば話が早いと思います。業界団体の機関紙などでもときおり行われますが背中に二つ穴あけしてファイリングしやすいスタイルになっていたりします。金属や化学物質を使わないのでエコでもあります。
あまりページ数の多い投げ込みは聞いたことがありません。標準的には8頁~10頁ほどでしょうか?

印刷の現場の中でのお話ですが
中綴じと無線綴じでは大きくちがう点があります。
8ページの中綴じを作る場合、p1-p8、p7-p2 を一枚の両面に、p3-p6、p4-p5を一枚の両面に印刷しますが
無線綴じの場合はp1-p4,p3-p2を一枚に、p5-p8,p6-p7を一枚の紙に印刷する必要があります。
これらはデータ入稿の場合は自動で面付けしますが設定を間違うとぜんぜん使えない印刷になってしまうので慎重に作業する必要があります。

製本はさまざまな方法があり奥が深いものです。
いずれもお客様と充分ご相談しながら製本方法を決めなければいけません。
お気軽にお問合せください。

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